高校受験で一番大切なのは、親子関係だった──子どもの意思を尊重するアドラー流コーチングのすすめ
目次
進路の話、できていますか?子どもとの会話に不安を感じていませんか?
最近、中2の息子の学校の高校進学説明会に行ってきました。
先生が話してくれた内容の中で、特に印象に残った言葉があります。
「受験でいちばん大切なのは、親子で話し合える関係をつくっておくことです」
これ、聞いたときにドキッとしました。
「うちはちゃんと話せてるかな…?」って。
受験って、志望校選び、塾のこと、勉強の進め方…決めることがたくさんありますよね。
でもそのたびに、子どもが「別に」「知らんし」と言って話してくれなかったら?
親として焦ったり、つい口出ししたくなってしまったり…。
そんな気持ち、私もよくわかります。
私も以前は、「これがいいんじゃない?」「この塾に行きなさい」なんて、良かれと思って言っては、息子をムッとさせてしまうこともありました。
でも今では、志望校のことも、塾のことも、進路の話を“対話”としてできるようになってきています。
それは、私がアドラー心理学を学び、「親の関わり方」を少しずつ変えてきたからなんです。
高校受験で一番大切なのは、親子の信頼関係だった
進学説明会で先生が何度もおっしゃっていたのは、
「志望校を決めるのも、塾を選ぶのも、最終的には子どもの意思で動けるかどうかがカギになる」ということでした。
これは、ただ「子どもに全部任せて放っておく」という意味ではありません。
むしろ、親子でしっかり話し合って、同じ方向を見ながら進めていける関係性をつくることが大切だと。
でも実際はどうでしょう?
塾について話そうとすると、「行きたくない」とシャットアウトされたり…。
我が家でも数年前はそんなことがありました。
だけどね、アドラー心理学に出会って、「あぁ、私、知らず知らずのうちに“子どもの課題”に入り込んでいたんだな」と気づいたんです。
そして、“親が変われば、子どもとの関係も変わる”って、本当なんだなと実感しました。
受験は、親にとってもすごく大きなイベント。
心配も不安もあって当然です。
でも、その気持ちをそのままぶつけるのではなく、“どうすればこの子が自分で考えて決められるようになるか”という視点に立つことが、結果的に信頼関係を深めてくれるんですよね。
アドラー心理学×コーチングで変わる!親子関係の整え方
受験の話題って、つい“親の方が前のめり”になってしまいませんか?
「ちゃんと考えてる?」「このままで大丈夫なの?」って、不安から色々言いたくなっちゃう。
でも、アドラー心理学をベースにしたコーチングを学んでから、“親ができること”と“子どもがやるべきこと”の境界線を意識するようになったんです。
すると、不思議と会話の空気が変わり始めました。
●その1:子どもとの会話がスムーズになる「課題の分離」
アドラー心理学には「課題の分離」という考え方があります。
簡単に言うと、“それって誰の課題?”を見極めること。
たとえば、志望校を決めるのは誰の課題?
最終的には「子ども自身の課題」ですよね。
親が「この学校がいいと思うよ」と言ったとしても、それを選んで頑張るのは子どもだし、その学校に通うのは子ども。
だからこそ、私は「どこに行きたいと思ってるの?」って、まず子どもの気持ちを聞くようにしました。
すると、「まだ決めてないけど、学校の設備を考えたら私立が良いかな」って、少しは考えていたことに気づいたんです。
●その2:「勉強しなさい」を言わずにやる気を引き出す声かけ
「そろそろ勉強したら?」って言いたくなる場面、ありますよね(笑)
でも、それって逆効果だったりします。
私は代わりに、「今日の計画ってどんな感じ?」とか「今、何に取り組んでるの?」って声をかけるようにしています。
問いかけることで、子ども自身が考えるきっかけになったり、自分のペースを見直すチャンスになったりするんです。
●その3:相談される親になる「勇気づけ」の言葉かけ
「どうせ無理」「やってもムダ」って言う子どもに、「そんなことないよ!」って励ますこと、ありませんか?
でもそれって、実は“否定”になってしまうことも…。
代わりに、「そう思うくらい不安なんだね」「一緒に考えてみようか?」と、感情に寄り添ってからサポートするようにすると、信頼感が増していきます。
うちの息子も、少しずつですが、自分の考えをポツポツ話してくれるようになりました。
これは本当に、コーチング的な関わり方を意識してきたおかげだなと思います。
【NGパターン】進路の話がこじれる…親がついやりがちな言動3選
「ちゃんと考えてるの?」
「その高校じゃ、将来苦労するよ」
「この塾なら間違いないから」
もちろんこれって、子どものことを思っての発言。将来が心配だからこそ、ですよね。
でも、この声かけ、実は親子の信頼関係をすり減らしてしまうことがあるんです。
アドラー心理学を学んでから、「うっかりやりがちだけど、関係をこじらせやすい言動」に気づけるようになりました。
ここでは、受験期によくあるNGパターンを3つご紹介します。
その1:「あの高校がいいって聞いたよ」と“誘導する”
これは一見アドバイスのようで、子どもには“押しつけ”に聞こえてしまうことが多いんです。
親としては情報をシェアしただけのつもりでも、
子どもは「自分で考える余地を奪われた」と感じてしまうことがあるんですね。
→ ✅ 代わりにこう言ってみる
「いろいろ高校あるけど、どこが気になってるの?」
「もし選ぶとしたら、どんなところが良いって思う?」
その2:「この塾なら安心」など、“親の安心”を優先する
「友達も通ってるから」「先生の評判がいいから」など、
つい“安全な選択肢”を勧めたくなりますよね。私もそうでした。
でも、これも結局は“親が安心したいから選んでいる”だけで、子どもの気持ちが置き去りになってしまうことも。
→ ✅ 代わりにこう聞いてみる
「どんなタイプの塾が合いそうって思う?」
「今の勉強のやり方で困ってることある?」
その3:「とにかく話を聞いて!」と“力づく”で引き出そうとする
「真剣な話だからちゃんと聞きなさい!」
「いつまで逃げるつもり!?」
──この気持ち、ほんっっとうにわかります。
でも、こういう声のかけ方は、親の不安が爆発してしまっている状態なんですよね。
子どもは「また怒られる…」「わかってくれない」と感じ、心を閉ざしてしまいます。
→ ✅ 代わりにこうしてみる
話すタイミングを“今すぐ”にこだわらず、
「ちょっとだけ話してもいい?無理ならまたで大丈夫」など、選択肢を渡してみる。
こうした“ちょっとした言葉の違い”が、親子の信頼貯金を貯めたり、逆に減らしたりします。
だからこそ、受験期は「親の関わり方を整えるチャンス」なんですよね。
ぜ私はアドラー流子育てを伝え続けているのか
実は私も、最初から「子育てが楽しい」「子どもとちゃんと向き合えている」と思えていたわけではありませんでした。
特に思春期に入った頃の息子とは、うまくいかないことの連続で…。
「なんでこんなに心配してるのに、聞く耳を持ってくれないの?」と、
イライラしたり、傷ついたり、自信をなくしたり…。
でもある時ふと、
「私が変われば、なにか変わるのかな」と思って、アドラー心理学と出会い、コーチングを学びはじめたんです。
そこで私が気づいたのは、
子どもとの関係を変えるためには、言葉や態度の前にあるもの——親自身のあり方がすごく大事だということでした。
私たち親は、子どもの未来が心配だからこそ、あれこれ言いたくなるし、先回りしてサポートしたくなる。
でもそれが、子どもの「自分で考える力」や「信じられているという感覚」を奪ってしまうこともあるんですよね。
私は「コーチング」という関わり方を通じて、子どもの気持ちに寄り添い、信じて待つ勇気を少しずつ育てていきました。
完璧ではないけれど、それでも前よりずっと、親子の会話があたたかくなりました。
だから今、私は同じように悩んでいるお母さんたちに、
「子育てって、対話の積み重ねで変わっていけるよ」
「今からでも、信頼関係は取り戻せるよ」って伝えていきたいと思っています。
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ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
「うちも同じかも」「ちょっとやってみようかな」と思いながら読んでくださったのなら、
それだけで、子どもとの関係を良くしたいという優しさや勇気を持った方だと思います。
でも、きっとこんな風にも感じていませんか?
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「頭ではわかってるけど、つい口出ししちゃう…」
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「この先どうやって関わっていけばいいのか不安」
-
「もっと具体的な声かけや対応の仕方を知りたい!」
私もそうでした。
だからこそ、もっと安心して子どもと向き合えるように、
無料のメール講座(メルマガ)をご用意しています。
もし今、子育てにモヤモヤしていたり、
「ちゃんと子どもを支えたいけど、自信がないな…」と感じていたら、
ぜひこのメルマガから、一歩を踏み出してみてください。
私も、かつて不安だった一人の母として、
これからもあなたと一緒に、子育てを“対話”で育てていけたらと思っています。
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