子どもとの関係をより良くするヒントを、さらに詳しく知りたい方は、メルマガでお届けしています。
「こんなとき、どうしたらいい?」という具体的なお悩みにもお答えしていますので、よろしければチェックしてみてください。
▼ 思春期の子どもとの会話術を学ぶメルマガはこちら ▼
https://itonatsumi.com/mailseminar/
子どもの自己肯定感、主体性を育むアドラー流コーチング講座・子育て相談・コーチングセッション
ある朝、子どもが「学校に行きたくない」とぽつりとつぶやいたら、あなたはどんな言葉を返しますか?
「どうしたの?」と優しく聞くでしょうか。それとも、「またそんなこと言って…」と、戸惑いながらも無理に登校を促そうとするでしょうか。
突然の言葉に驚き、どうすればいいのか分からなくなるのは当然のことです。「このまま休ませてもいいのか」「甘やかしにならないか」「無理に行かせたらもっと状況が悪化するのでは」と、さまざまな考えが頭をよぎるかもしれません。
この記事では、思春期の子どもが「学校に行きたくない」と言ったときに、親としてどのように対応すればよいのか、逆効果になってしまう対応とともにお伝えします。
学校が嫌だと感じる理由は、子どもによってさまざまです。親からすると「そんなことで?」と思うこともあるかもしれませんが、子どもにとっては大きな問題であることもあります。
たとえば、次のような理由が考えられます。
「明確な理由がない」「話してくれない」場合もあります。そのときは、子ども自身も何がつらいのか分かっていないことが多いのです。
親としては、まず子どもの気持ちに寄り添いながら、少しずつ心の中を整理できるようサポートしていくことが大切です。
子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、すぐに「なんで?」と問い詰めるのは逆効果です。
たとえば、大人でも「会社に行きたくないな」と思う日があるのではないでしょうか。そのときに、「なんで行きたくないの?」と細かく聞かれたら、ますます気持ちが沈んでしまうかもしれません。
子どもも同じで、理由を話したくないこともあるのです。
最初にするべきことは、ただ気持ちを受け止めること。
「そっか、今日は行きたくないんだね。」
「何かあったの?」
このように、シンプルな言葉で寄り添うだけでも、子どもは「分かってもらえた」と感じるものです。
「学校に行く」「休む」という二択ではなく、もう少し柔軟な選択肢を一緒に考えてみましょう。
例えば、
無理に「行かせる」必要はありませんが、子どもが自分で「どうしたいか」を考えられるようにサポートすることが大切です。
「今日は遅れて行くのはどう?」
「保健室登校を試してみる?」
このように、いくつかの選択肢を提示することで、子ども自身が納得のいく形で動きやすくなります。
親はつい「何とかしなくちゃ」と思いがちですが、子ども自身が答えを見つける時間を持つことも大切です。
「学校に行きたくない」と言う子どもに、すぐに正解を示そうとするのではなく、気持ちを整理するための時間を作ることも必要です。
たとえば、こう問いかけてみるのはどうでしょうか。
「今はどう感じてる?」
「どうしたら気持ちが楽になりそう?」
解決策を急ぐのではなく、子どもが安心して話せる環境を作ることで、少しずつ前向きになれるかもしれません。
無理に行かせても、問題の本質は解決しません。むしろ、さらに登校拒否が強くなることもあります。
「行きたくない」と言う背景には、子どもなりの理由があるはずです。まずは気持ちを受け止めることから始めましょう。
「学校なんて楽しいのに、行かないなんてもったいない」と言いたくなるかもしれませんが、これは逆効果です。
子どもがつらさを感じているのに、楽しいと言われても気持ちのギャップが生まれ、かえって孤独を感じることがあります。
親からすれば「大したことない」と思うことでも、子どもにとっては深刻な問題かもしれません。
「そんなことで」と言われると、「話しても分かってもらえない」と感じ、ますます心を閉ざしてしまいます。
子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、親にできることは、
この3つを意識するだけでも、子どもの気持ちは変わっていくかもしれません。
まずは、子どもが安心して話せる環境を作ることから始めてみませんか。
あなた:
【無料メール講座】親子関係が良くなり、子どものやる気を伸ばす10歳からのコミュニケーション術
親子の信頼関係を築いておけば、子どもが本格的な反抗期をむかえても安心して見守ることができるようになります。
アドラー流子育てコーチングを取り入れて、子どもとの関係をより良いものにして、子どもの生きる力を育んでいきましょう。