幸せが循環するコミュニケーション

「どうか自分らしくいてください。自分を信じて、決して諦めないでください。幸運を祈っています」

ゴールデングローブ賞を受賞した真田広之さんのスピーチが私のアンテナにひっかかった。

若いクリエイターや俳優に向けてのメッセージだった。

今までのハリウッド製時代劇のように、先方が望む日本像を日本人俳優が演じるのではなく、日本人が見ても違和感がない、本格的な時代劇をディズニーと制作する。

自分らしさをまげて、相手の要望に応えるのではなく、自分らしさを貫いて行け。
それがあなたらしさ、強みになるのだから。と聞こえた。

そして、その制作工程において自分らしさを強引に貫くのではなく、日本の時代劇チーム、ディズニーの制作チームと丁寧な対話を重ねてそれぞれのチームの良さを引き出し、融合したと言っていた。

 

素晴らしいマネジメント能力だ。

マネジメントと言うと管理するイメージだけれど、本当のマネジメントとはチームメンバーそれぞれの良さを引き出し、融合させ、チームの力を最大化すること。

管理して指示命令するのではなく、それぞれの思いを尊重し、チームが目指す方向に向かうサポートをするイメージだ。

会社の部長たちがコーチング研修を受ける理由はこの形のマネジメントを身に着けるため。

だから、昔の私はコーチングは上司たちが研修で学ぶものだと思っていた。
だけれど、子育てコーチングを学んで、お母さんたちこそ家庭のマネージャーとして学んだ方が良いスキルだと思った。

夫や子どもが自分らしく働き、学ぶのをサポートして家族がイキイキしていると自分も幸せな気持ちになれる。

そして、職場でマネジメントする立場になくてもコーチング的関わりをしていると、あなたと一緒に働きたいと思ってもらえる。
私は保育園で事務という裏方の仕事をしているが、事務室は自分の気持ちを受け止めてもらえる安心安全な場だと言ってもらえた。
感謝してもらえるって単純にうれしいし、やりがいがあるし、信頼関係を築いていければ職場の人間関係で悩むことも減る。

子育てでつまづいて学んだコーチングだったが、夫婦関係、職場の人間関係に良い影響があった。
結果、自分もハッピーなのだ。

 


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