思春期子育て中のママへ|息子の卒業式で校長先生から学んだ”自分に正直であること”の本当の意味
先週、中学校3年生の息子の卒業式がありました。
義務教育9年間が終わる節目。これからは本当に自分が選んだ道を、自分の意思で進んでいくタイミングに来たんだなと感慨深い一日となりました。

2026年3月11日、特別な一日
この学年の子どもたちは、東日本大震災があった2011年に生まれた世代です。
15歳、みんなで迎えた3月11日。式場では合唱曲「群青」が流れ、先生からは「この日があることは当たり前ではないんだよ。いろんな方に支えられてきたんだよ」というお話がありました。命の尊さを噛みしめる、忘れられない卒業式となりました。
この9年間、決して平坦な道ではありませんでした。
うちの子は不登校を経験しました。私自身「お母さん辞めたい」って泣いた日もありました。母親としての自信なんて粉々に砕けて、どうしていいかわからなくなった時期もありました。
でも、そんな苦しい時でも周りのお友達が支えてくれたり、息子のことを信じて待ってくれる人がいたり。そして何より息子自身が悩みながらも成長してくれたおかげで、笑顔で卒業を迎えることができました。
感謝で胸がいっぱいになる中で、校長先生のある言葉が、私の心に深く刺さったのです。
目次
卒業式で胸に刺さった、校長先生の一言
校長先生のお話の中で、こんな言葉がありました
「正直でありなさい。大人になってもずっと、正直でありなさい。
人に対して正直であることはもちろん大事だけれども、自分に対しても正直でありなさい」
まだ15歳の子どもたちには、もしかしたらピンとこない言葉だったかもしれません。でも、この言葉を聞いたとき、私は「これは、私たち大人にこそ必要な言葉だ」と強く感じました。
大人になればなるほど、私たちは周りの目を気にしてしまいます。
「本当はこうじゃない」と思っていても、波風を立てないように我慢したり、「自分が我慢すれば丸く収まる」と飲み込んでしまったり。
特に子育て中のママたちは、無意識のうちに自分に嘘をついてしまっていることが多いのではないでしょうか。
思春期の子育て中のママが「自分に正直になれない」3つの場面
あなたもこんな場面で自分の気持ちに蓋をしていませんか?
1. 子どもの希望優先で、自分の気持ちを後回しにする
子どもの要求に、本当は気が進まないし疲れているけれど子どものためだからと無理をして付き合っていませんか? 小さなことかもしれませんが、この積み重ねが心の負担になっていきます。
2. ママ友との関係で無理をする
すごく仲の良いママ友もいれば、正直「合わないな」と思う人もいるはずです。でも、子ども同士の関係や学校のことを考えて、言いたいことをグッと飲み込んだり、無理に笑顔で付き合ったりしていませんか?
3. 「母親だから」という役割に縛られる
職場でも家庭でも、「私がやらなきゃ」と抱え込んでしまう。「辛い」「休みたい」という本音を言えずに、理由をつけてごまかしてしまったり。
「人なんだから我慢するのが美徳」そう思ってやっていることかもしれません。私もずっとそうでした。
自分に正直になれないとどうなるか——「爆発」の前に知ってほしいこと
校長先生の言葉を聞いて、私は思いました。
「大人こそ自分の気持ちに正直にならないと、心が壊れてしまう」と。
自分の気持ちに蓋をし続けると心はいつか悲鳴を上げます。
家でよくある光景ですが、ある日突然、
「なんで私ばっかりこれをやらなきゃいけないの!」
と、家族に対して爆発してしまったことはありませんか?
あるいは満たされない思いが心の奥底に溜まっていて、子どもに対して必要以上にイライラをぶつけてしまったり。子どもの些細な言動が許せなくて怒りすぎてしまったり。
それは、あなたが「悪いお母さん」だからではありません。
あなたが長い間、自分自身の気持ちを無視して我慢し続けてきたサインなのです。
自分を犠牲にした子育ては、結果としてイライラしたママを作り出し、子どもとの関係をギスギスさせてしまう悪循環を生んでしまいます。
まず「自分の心の声に耳を傾ける」だけでいい
では、どうすればいいのでしょうか。
いきなりすべてを変える必要はありません。まずは「自分の心の声に耳を傾ける」ことから始めてみませんか。
「あ、私、今すごく嫌だと思ってるんだな」
「本当は行きたくないんだな」
「疲れてるから休みたいんだな」
そうやって自分の思いをただ受け止めてあげる。「そう思ってるんだね」と認めてあげる。
不思議なことに、それだけでも気持ちがスッと収まったり、冷静になれたりするものです。
「自分に正直であること」は、「自分を大切にすること」に通じます。
少し勇気を出して「今日はちょっと体調が悪いから失礼します」と断ってみる。自分のための時間を少しだけ確保する。そうやって自分を守ることは、決してわがままではありません。
ママが自分を大切にして、心が満たされていれば、子どもに対しても余裕を持って接することができるようになります。イライラや爆発も自然と減っていくのです。
息子へのメッセージ——そしてあなたへのメッセージ
これから息子も、高校、大学、社会へと進んでいきます。
親元を離れ、思い通りにならないこともたくさん経験するでしょう。
だからこそ、息子には伝えたいと思います。
「とにかく自分の心の声に耳を傾けて。自分に正直になって、自分を大切にして生きていってほしい」と。
そしてこれは今、子育てに悩んでいるあなたへのメッセージでもあります。
もしあなたが、子どもに「自分を大切にできる人になってほしい」と願うなら。
まずはママであるあなた自身が、自分を大切にする姿を見せてあげてください。
自分に正直であることは、どの世代でも、どんな時でも、私たちが幸せに生きるための基本なのだと、卒業式の日に改めて教えてもらいました。
「わかってるのにできない」に終止符を——ひとりで抱えなくていい
そうは言っても「頭ではわかっているけど、どうしても怒ってしまう」「つい口出ししてしまう」と悩むこともあると思います。
実は、私自身もかつては過干渉で不安障害になるほど悩み、子どもをコントロールしようとしていました。
でも、アドラー心理学とコーチングに出会い「課題の分離」や「自分を大切にする方法」を実践することで、怒らずに見守れる母へと変わることができました。
あなたが今、変われないと悩んでいるなら。それはあなたがダメだからではありません。
それは、ひとりでやろうとしていたからです。
子育ての悩みは、正しい知識と、伴走してくれる存在がいれば、必ず解決の糸口が見つかります。
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どうか、ご自身の心の声を無視しないでくださいね。
あなたがあなた自身に正直でいることが、結果として、お子さんの笑顔にもつながっていくはずです。
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