保育士試験の勉強で学んだ大切なこと

あぁ、そういうことだよね。
保育士試験の勉強で、私が一番時間をかけて学んだのが「保育原理」だ。

保育原理では憲法の精神に基づいて定められた「児童憲章」や国連で採択された「子どもの権利条約」など、子どもを一人の人として尊重し、権利を持つ主体として扱うことを学ぶ

ひとつ前の記事「53歳 保育士資格に挑戦中②」にも書いたが、現場の先生たちも何かあった時はこの内容に立ち返るバイブルのような冊子「保育所保育指針」で保育の基本となる考え方、保育の内容などを学ぶ。

この3つの中に子育てにとても大切なことで、コーチング的子育てに通じる内容があり、引き込まれた。

子育てをしていると自分の子を一人の人として尊重するという感覚が薄れてしうように思う。

自分が手伝わなきゃ、導かなきゃ、守らなきゃとつい子どもの思いをじっくり聞いたり、受け止めたりせず、正論で返したり、親の意見をおしつけたりしてしまいがち。

でも、こうやって国で一人の個として尊重するよう定められているのだ。
子どもと接する時にこの条文を思い浮かべるだけで少し対応が変わるように思う。

また、保育所保育指針には子どもに応答的に対応すること。そこから信頼関係が築かれ、安心安全な場で色々なことに挑戦するようになる。そして五感を使って色々な体験、経験を積むことで学ぶ土台ができる。(とってもざっくりとポイントを書くとこうなる)

親が危険だと先回りをしたり、指示命令をしたり、汚れて面倒だからと禁止したり…私もいっぱいしていた。

小さい頃から習い事をさせるより、とにかく沢山体を動かして試行錯誤しながら遊ぶこと。
それが学びに向かう土台になる。

それが子育てのプロである保育士の試験で出ている。

子どもが小さい時に学んでおけば良かったと思う内容だった。

でも、これは保育だけでなく、大人の成長においても同じだと思うのだ。

安心安全な場で試行錯誤しながら自分のものにしていく。
それをサポートするのが親であり、まわりの大人の大切な役割なのだ。

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